トヨタ ランドクルーザー プラドとは?
1990年4月、ショートホイールベースの3ドアのみの設定だった「ランドクルーザー70」系のワゴンとバンに、ロングホイールベースの5ドア車を追加されました。これを機に、ワゴンモデルには「プラド」のサブネームを付けて「ランドクルーザー70」系から分離。当時はクロカンブーム真っ最中で、好調な販売を見せていた「三菱 パジェロ」をターゲットにした車として注目されました。
Title:Toyota Land Cruiser Prado 70 Author:天然ガス https://x.gd/uEAtJ
3ドア車は2列シートの5名乗り、5ドア車は3列シートの8名乗りで、エンジンは97PSを発揮する直列4気筒SOHCの2.4リッター・ターボディーゼル(2L-TE)でライバルと比較しても若干非力でしたが、1993年5月には、新開発の4気筒3リッター・ディーゼルターボの130PSユニットとなります。トランスミッションは5速MT、或いは電子制御4速AT。駆動方式は2速トランスファーを介するパートタイム4輪駆動をラインナップ。
ランドクルーザー プラドは、本家ランドクルーザーに比べ、日常使いやすい仕様・装備でありながら、悪路走行も難なくこなす性能を備えていましたので、幅広い層からの支持を受け、生産終了後もその人気は衰えず、中古車市場でも高値で取引されている人気車種となっています。
車名(ランドクルーザー プラド)の由来は?
ランドクルーザー プラザという社名の由来ですが、「ランドクルーザー」は英語の「Land(陸)」と「Cruiser(巡洋艦)」を合成した名前で「陸の巡洋艦」という意味です。また「プラド」はポルトガル語で「平原」という意味で、平原を颯爽と駆け抜けるというイメージにぴったりな名前です。
※トヨタ企業サイト「トヨタ自動車75年史」車両系統図|車両詳細情報より(こちら)引用。