水没車で一番大変だと予想していたお車がついに入庫しました。
ヴェルファイアです。しかもかなりの泥汚れとニオイ。
ミニバンは基本的に床がフラットなので、浸水すると車内全部が浸かります。
少しずつクリーニング。ミニバンサイズだとクリーニングするだけでも日数がかかります。
これはスライドドアのモーターユニット。これを外さないと綺麗になりません。
こんな感じに綺麗にします。モーターユニットはハーネスと一緒に交換なんですが、まずは当店で全て綺麗にしてから組み直さなくてはいけません。
交換する部品は汚れたままでいいじゃないかと思われるでしょうが、これが実は問題なんです。
車内がかなりの泥なので、この泥だらけのハーネスを外したりする時にまた泥が落ちてしまいます。
交換対象の部品も、クリーニングでお預かりした時についているということは、車を移動させる時に最低限でも必要な部品だということ。
ここまでするの?というぐらいまで綺麗にします。
見えない部分にまで泥は入り込んでしまっているので、見える部分の泥汚れを残しているレベルでは到底綺麗にできないんです。
見えないところを綺麗にすると見えるところが光りだす。
これは松下幸之助さんの言葉ですが、カーディテイリングの格言としてよく使っています。
お客様が普通にご覧になられる仕上がりというのは、目に見えるほんの一部に過ぎません。
見えないところにまで徹底してこだわっているから、見えるところが綺麗なのは当店からすれば当たり前なんですね。
どこまで綺麗にするか、どうやって綺麗にするかはそのお店次第。
当店もまだまだ勉強中の身ですが、できる限りのことはさせてもらいます。
というわけでヴェルファイア完成です。消臭もかなり大変だったんですが、作業内容は企業秘密なのでご了承ください。
この度は、数ある施工店の中からSIをお選びいただき、まことにありがとうございました。