トヨタ・アルファード(30系など)のスライドドア内張り(ドアトリム)の外し方を、和歌山のカーディテイリング専門店「カービューティープロ エスアイ」が動画付きで詳しく解説します。
カーフィルムの施工やデッドニングなどのDIYでドアパネルを外したいとお考えの方へ向けて、プロの作業手順と合わせて、「なぜ車の内張りはあんなに外しにくいのか?」という車業界の裏話や、30系アルファード特有の注意点について詳しく解説します。
アルファードのスライドドア内張りが難しい理由
アルファードのスライドドアの内張りは、一般的な車のような「1枚の大きなパネル」ではありません。複数の小さなパネルが組み合わさった分割構造になっているため、正しい順番でパーツを外していかなければ、ツメを割ってしまったり、パネルを破損させてしまうリスクがあります。
また、大きなセカンドシート(キャプテンシート等)が固定されているため、作業スペースが非常に限られています。内張りやシートを傷つけないよう、しっかりと養生を行ってから作業を始めてください。
始める前に、正直アルファードのスライド内張りを外すのは難易度が高めですので、自信のない方や内張りを外した経験が一度もないという方にはあまりおススメはできません。
【動画解説】プロが教える!内張りの外し方手順
まずは、プロが実際にアルファードのスライドドア内張りを外している作業風景をYouTube動画でご覧ください。隠しネジの場所や、クリップ(ツメ)が外れる「バコッ」という音の感覚などを掴んでいただけます。
アルファードのスライドドア内張りを外す前に(必要な道具)
作業をスムーズに進め、車に傷をつけないために、以下の道具を準備しておきましょう。
- 内張り剥がし(パネルリムーバー): 傷をつけないようプラスチック製がおすすめ
- プラスドライバー: 隠しネジを外すため
- マスキングテープ(養生テープ): ボディやパネル周辺の傷防止用
なぜ車の内張りは「ネジ」ではなく「外しにくいツメ」なのか?
DIYで内張りを外そうとした時、「なんで普通のプラスネジでパパッと留めてくれないの?」「隠しクリップばかりで外しにくすぎる!」と思ったことはありませんか?
実は、自動車メーカーが内張りをネジ(ボルト)ではなく、あえてプラスチック製のクリップ(ピン・ツメ)で固定しているのには、明確な3つの理由があります。
事故時の乗員の「安全」を守るため
最も大きな理由が「衝突安全性」です。万が一の事故で車体に強い衝撃が加わった際、内張りが金属製のネジで強固に固定されていると、そのネジが乗員にぶつかって大怪我をする凶器になってしまいます。
プラスチックのクリップであれば、衝撃を受けた際にクリップ自体が割れたり外れたりすることで、衝撃を吸収・分散し、乗員へのダメージを軽減する役割を果たしています。
デザイン性と高級感の追求
ネジの頭がむき出しになっていると、どうしても「機械っぽさ」や「安っぽさ」が出てしまいます。特にアルファードのような高級ミニバンでは、室内はラグジュアリーなリビング空間であることが求められます。ネジを極力隠し、継ぎ目のない美しいデザインを実現するために、裏側からクリップで留める構造が採用されています。
製造ラインでの組み立てスピード(生産性)
車を製造する工場では、1秒の短縮が大幅なコスト削減に繋がります。ネジを1本1本電動ドライバーで締めるよりも、作業員がパネルを押し込んで「パチン!」とはめ込む方が圧倒的に早く組み立てが完了します。近年ではロボット化も進み、人が組み立てる箇所は減りつつありますが、生産性を上げる努力は惜しみません。
30系アルファード特有の内張り外しが難しい2つの理由
アルファードのスライドドアは、一般的なコンパクトカーや軽自動車とは構造が大きく異なり、難易度が高めです。
ロールサンシェード(日よけ)の存在
30系アルファードのスライドドアには、窓枠の下に引き上げ式の「ロールサンシェード」が格納されています。
内張りを外す際、このサンシェードのフック部分や格納部分の構造を理解せずに力任せに引っ張ると、内部の巻き取り機構やフックのツメが簡単に折れてしまいます。ここを破損させると、内張りごとの高額なアッセンブリー交換になるリスクがあります。
高級車ならではの「防音材」と「重量」
車内を静かに保つため、アルファードの内張りの裏には分厚いシンサレート(吸音・断熱材)がびっしりと貼られています。そのためパネル自体が非常に重く、さらに巨大なキャプテンシートがすぐ横にあるため、狭いスペースで重いパネルを落とさないように支えながら配線(カプラー)を抜くという、かなりアクロバティックな作業を強いられます。
「自分に難しい」と思ったら、カーフィルム施工は「カービューティープロ エスアイ」へ
「やっぱり自分でやるのは怖い」「新車だから絶対に失敗したくない」という方は、無理をせずにプロにお任せいただくのが一番確実です。
和歌山の「カービューティープロ エスアイ」では、創業40年のノウハウを活かし、アルファードの複雑な内装構造も熟知した職人が、細心の注意を払ってパネルの脱着を行います。
内張りを外してガラスの隅々まで徹底的に貼り込む、プロならではの高品質なカーフィルム施工(断熱・スモーク等)をご希望の方は、ぜひ当店へお気軽にご相談ください。
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本日ご紹介した車
トヨタ アルファード(30系後期)
2018年のマイナーチェンジによって誕生したこのモデルは、鎧のように力強いメッキグリルや、流れるように光るシーケンシャルウインカーが高級感をさらに引き立てています。先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し、息を呑むような美しいスタイリングと、同乗者すべてを包み込む安心・快適性を高い次元で両立した一台です。
